予防接種のワクチンですが、中には知らないという方もおられると思います。
実際に私のお客様でも聞いた事がないという方が何人もおられました。
ワクチンは現在5種-8種まであります。
一応任意となっていますが、ワクチンの接種は、生後45日頃に1回目を行います。
その30日頃に2回目、更にその30日頃に3回目を接種します。
初めての散歩は土の中などに色々なウイルスが潜んでいますので、2回目が終わってからにしましょう。
その後は必ず年1回接種するようにして下さい。
生後1年目は最低年2回、それ以後は一年ごと定期的に予防ワクチンを接種する必要があります。 仔犬が初乳を飲んでいない場合、母親から移行免疫をもらっていないわけですから、
より早い時期(生後2〜3週間ごろ)に1回目を接種する必要があります。
接種後は免疫効果が発揮されるまでには、2週間程度はかかりますので、
接種後2週間は知らない犬(予防ワクチンを接種していない犬)と接触することを避けるなど
注意が必要です。
十分な栄養を与え、ストレスの少ない環境で生活できるようにしましょう。
人間でも動物でも、病気は治療よりも予防が大切です。
予防できる病気はワクチンを接種し、愛犬の健康を守ってあげるよう努めましょう。
次にワクチンで予防できる、非常に怖い病気について紹介します。
■犬ジステンバー
古くから知られている伝染病ですが、現在でもほぼ2〜3年周期に発生し、
最近では数年前に関東方面で大流行しました。
以前ほど発生件数は多くありませんが、まだまだ存在する代表的なウィルスの病気で、
仔犬に多く発症し、感染率、死亡率がともに高いのが特徴です。
症状としては、まず高熱が出て、目やにや鼻水が出ます。
その後、一時的に症状が治まることが多いのですが、
1〜2週間後に腰が立たなくなるなどの運動障害や神経系や脳が冒されることもあります。
しかし死亡率の高い怖い病気であることに変わりはありませんので、
必ずワクチンを打つようにしましょう。
■犬伝染性肝炎
特に幼齢期に発症し、突然死の原因となる怖い病気です。
症状としては、発熱、腹痛、下痢、嘔吐、扁桃腺の腫れ、眼球の白濁などが起こります。
■犬パルボウィルス感染症
ジステンバーと並んで、伝染力の強い病気です。激しい嘔吐と下痢を起こし、
症状が急激に進行して死亡するケースが多いので、以前は「犬のコロリ病」と
言われていたこともあります。
ウイルスの抵抗力が非常に強いので、通常の消毒液では効果があまり現れません。
やはり仔犬が犠牲になりやすい伝染病なので、ワクチンの接種を怠らないようにしましょう。
■犬パラインフルエンザ感染症
これは単独ではあまり死亡することはありませんが、
他の病原体との混合感染によって症状が重くなる病気です。
「ケンネルコフ」と呼ばれるのはこの病気を指し特に、
仔犬に起こる代表的な呼吸器系の病気です。
仔犬が集団で飼われている場合に、他の色々な病原体と混合して起こることが多く、
非常に強い感染力を示します。咳や鼻水などの症状が現れ、運動後によく起こります。
慢性の経過をたどることが多く、症状が治まったように見えても、また現れるのが特徴です。
寒い時期に多いので、注意が必要です。
■ レプトスピラ病
2つのタイプがあり、1つは出血黄疸型で、黄疸、嘔吐、発熱、歯茎からの出血などの症状が現れます。
もう1つはカニコーラ型で、下痢、嘔吐、発熱、脱水症状などが起こります。
どちらのタイプも、症状が進むと最終的には尿毒症となり、数日で死亡することがあります。
このレプトスピラ病はネズミが媒介する病気で、
ネズミがいるところではこの病気が発症する可能性があります。
現在では、九州地方に比較的多く見られるようですが、関東以北ではあまり発症例はなりようです。
しかし、いつ発症するか分からない病気ですので、
やはりワクチンを接種し、予防しておくことが大切です。
また、この病気は人畜共通伝染病の1つです。
伝染の可能性はありますので、愛犬がレプトスピラ病と診断されたら、
食器等の消毒をしたり、糞便に直接触らないように手袋を着用して処理するなどの
注意が必要になってきます。
特に生まれたばかりの仔犬は免疫がない為、発症すると死に至る可能性が高いですので、
必ず摂取して下さい。もちろん成犬になっても摂取は必ずしましょう。
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